自家製ベーコン!! レシピ付き
自家製ベーコン‼️
じっくり燻して照り照りになったベーコンは朝飯の主役となります。
仕込みの手間も相まって、我が子のように可愛いやつ。
軽く塩コショウして炒めると、それだけでごはんのおかずに最高!
市販品より濃厚な味わいで、厚さも自由に決められるのでがっつり食いたいときは厚めに。
ベーコンエッグは朝の定番。
市販品みたいに切り分けてみても遜色なし。
ただの豚バラブロックが、燻製マジックで生まれ変わる。
初めて作ったとき、その激変ぶりに驚いたものでした。
それでは私の作り方
素材の豚バラブロックは、スーパーで売ってる普通のやつ。
500gで500円ぐらい。
この大きさを二つに切り分けて塩漬けしますが、まずはフォークを適当に刺して塩が浸透しやすくします。
ベーコンづくりのスケジュールは、
塩漬け1週間から10日間
塩抜き3~4時間、
水抜き乾燥に約2日間
キャンプ場で燻製して食べるのは燻製日の翌日と、普通の料理では考えられない手間と時間がかかります。
よって実際キャンプ場で食べる日から逆算し、2週間~10日ほど前には製造に着手いたします。
手間がかかる分、出来上がった時の感動はひとしおです。
是非チャレンジしてみてください。
塩は500gの肉に対して20グラムぐらい。
粗塩を使用。
砂糖は入れても入れなくてもいいと思いますが、私は3gほど投入します。
塩と砂糖をボウルで混ぜて、肉の表面に刷り込みます。
さらにあらびきコショウを全体に振りかけます。
全体的にコショウの粒が見えるぐらいで、量は適当です。
清潔なビニール手袋を使い、塩・砂糖・コショウを全体に隙間なく刷り込みましょう。
刷り込みが甘いと、痛みの原因になるので、まんべんなく浸透させます。
塩を刷り込んだら、保存用のジップロックへいれます。
その時ローレルを3~4枚ほどちぎって入れます。
ローズマリーを少々入れたりもします。
こんな感じでOK。
このまま冷蔵庫で一週間から10日ほど寝かせます。
保存中一日一回は、肉をひっくり返します。
これはずっと同じ向きで置いておくと肉の中から出た水分で塩分が偏るため、
塩分濃度を均一にし、傷みにくくするためです。
ジップロックに漬けた日付をマジックで書いておきます。
10日後、塩漬けが終わった状態。
取り出した塩漬け肉の表面を流水で流し、塩・スパイス等を洗い流します。
その後清潔なボウルに水を張り、肉を3~4時間さらしておきます。
塩抜きしたら、水気を切るため、清潔なキッチンペーパーでくるみ、水分を取ります。
その後ベーコンづくりの必需品、ピチットシートにくるみ、冷蔵庫で1日保管。
私のような初心者は、自然乾燥させると痛むのが心配なので、失敗しないピチットシートを使います。
多少お値段は張りますが、10日間もかけて傷んでしまっては元も子もないので。
スモークサーモン作りにも使えますし、肉だけでなく、
釣ってきた魚をお刺身にするときにも、余分な水分を取って臭みも取れるという優れものです。
この状態でキャンプ場へ持っていきます。
キャンプ場で開いてみると、お肉が締まりきちんと水分が抜けているのがわかります。
ここで少し風に当てて、さらに水分を抜きたいところですが、めんどくさいので手抜きします。
いよいよ燻製。チップはサクラを使いました。
別にこだわりはなく、たまたま在庫があったので。
ピートスモークは必需品。いい色に仕上がります。
チップ・ピートスモーク・さらに色付けを濃くしたいときはザラメを少々足します。
燻製時間は温度80℃前後で3~4時間ほど。
時折色づきを見ながら、じっくり待ちましょう。
気を付けなければならないのは、肉から滴り落ちた油に火がついてしまうこと。
温度計が急に上がったら、すぐにチップを確認し消火します。
燻製中は目を離してはいけません。
私は見事に炎上し、燻製器から煙突のごとく炎が上がり大失敗した経験があります。
逆に言えばここまでくれば、炎上にさえ気を付ければ失敗はあり得ません。
わが子の成長を見守る心境で、心静かに、酒をたしなみつつ、待ちましょう。
燻製チップが燃え尽きたら、もう一度チップ・ピートスモーク・ザラメを足します。
ここで火傷しないよう充分注意してください。
チップ2回目が燃え尽きるころ、いよいよベーコンの出来上がりです。
酒のアテから、朝ごはんの主役まで、オールラウンダーの活躍をしてくれることうけあい。
みなさまもお試しくださいませ。
#アウトドアごはん
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